食べ物ばくばく

グルーポンのおせちの問題があまりにひどくて笑ってしまいました。
いや笑ってる場合じゃないほどひどいんですけど。

写真を見る限りどうみても売り物じゃありません。







これをなんで配達してもいいと思ったのかが理解できないんですが。
またどうもちゃんと保冷して送られてきてないようで、芋の煮物や肉類はけっこう匂いがしていたものもあったそうです。
おそらく騒ぎにならなければそのまま逃げられると思ったんでしょうけど、さすがにこのレベルだと騒ぎになっていまいました。

騒ぎになってないレベルだとこの手の話はもっといっぱいあるんだろうなあ。

これを販売したのはバードカフェを経営する外食文化研究所って所だそうです。
バードカフェ以外にもいくつも飲食店を経営しているそうです。
その外食文化研究所の水口社長は責任を取って代表取締役を辞任するそうですが、実は同族企業で後任には水口社長のお父さんが付くらしく、実質は何にも変わらないんじゃないかと言われてます。
まあそうでしょうね。

だいたいマスコミなんかが持ち上げてるグルーポンですが、ネットではその構造上の問題も指摘されてました。
通常価格って言うのが通常価格じゃなく上乗せされた価格で景品表示法の二重価格表示になるんじゃないかとか、その手数料の高さとか。
今回の事件でネットではいろんな所で情報を拾ってくる人がいて、なかなか勉強になります。
どうやら一般的にはグルーポンの手数料は50％だそうで、通常価格が1万円で50％オフの5000円で販売すると、2500円はグルーポンの手数料になるそうです。

どう考えても通常価格の4分の1で儲けが出るわけがなく、そこは宣伝料として店を知ってもらったり、リピーターになってもらうのを期待するって言うのが本来のあり方なんでしょうが、どうもその4分の1の価格で利益を出そうとしたんでしょうか？
最初から本当に2万円のものじゃなくて、4分の1の5千円で利益を出そうとしたんなら、そりゃああいうおせちになります。
でも5千円で売ってるおせちでももっとマシだと思いますけど。

また水口社長のTwitterの発言なんかもさらされて、
「おせちで、一店舗分の売り上げになった(^^)次も仕掛けますd(^_^o)」
とかつぶやいてたりするので、案外本人はウキウキ気分で「簡単に儲かる」くらいの気持ちだったんでしょうか？
ネットってすごいな。
過去のこういった一言も全部証拠が残っちゃうんだもの。

そこにふらんす亭の社長の井戸実やホリエモンこと堀江貴文も参戦して水口社長を擁護したりして、また炎上したようですが、結局堀江貴文も井戸実も同じように湧いてきた別のクーポンサイトの大株主である事が判明して、「ああ、それで擁護してたのね」と言う状態になったりしてます。

このグルーポンのバードカフェおせち問題でけっこう擁護している意見なんかもネットで見かけますが、完全に事件の内容を見誤ってます。
これたまたま思ったよりも手間がかかってちょっと商品の見栄えが変わったって話じゃなくて、内容的には二重価格表示や詐欺に近いものみたいです。
だってどうみても5千円以下に見えるものを2万円と表示して販売してるんだから。
まだまだこの問題って続きそうです。